taka31日1回でいいから会話している自分の声を録音して、それを聴いた感想を教えて
前回の課題↑、録音した声を聴いてショックを受けた様子のNoriさん。普段、自分の耳で聴いている声と実際の声(録音した声)には大きな違いがあります。録音した声が他人に聴かせている自分の本当の声です。



怖くてじっくり聴けなかったです



嫌な部分だけに耳を傾けるからだと思うよ



詰まっている部分だけが気になって、、



今度は自分が“いいなぁ”って感じる部分を探してみて
聴くときのポイントを伝え、次回、再び感想を聞くことになりました。吃音だけが自分の声ではありません。良い部分にスポットをあてることで脱・吃音のヒントが見つかることもあります。すべては自分の声を知るところから始まります。



さて、今回は声の3要素の1つ目の「息」。息について知っておきたいこと



発声には呼吸が大事って聞いたことがあります



そうだね。もっと正確に言うと、息をコントロールできること



息のコントロール?



後から実践するよ。その前に呼吸の仕組みとそれに関わるカラダの動きを学ぶよ



呼吸の仕組みって、、肺が動くんでしょう?



鏡の前に立って自然呼吸して、カラダのどの部位が動くかチェックして
全身鏡の前で自然呼吸をしながら動きをチェックするNoriさん。



肩、胸、お腹、、
他にも気付いた様子のNoriさんに、肺の構造や呼吸に関わる骨・筋肉の動きを3Dで説明。



肺は動かされていることがわかったでしょう。呼吸に合わせて呼吸筋の動きを再現してみようか?
教わった通りに呼吸筋の動きを両手で再現するNoriさん。



呼吸ってこんなにカラダが動くんですね



そう言えば、背筋(せすじ)を伸ばしてお腹で呼吸するようにって言われたことがありますけど、、



背筋を伸ばすも、お腹で呼吸するもイメージなんだ
背筋を伸ばす、お腹で呼吸する真意やメリットを説明。呼吸をイメージした表現は正しい動きの知識があってこそ有効です。一方、誤った解釈は自然な動きを妨げるため注意が必要です。



呼吸法も大事だけど、意識し過ぎて楽な呼吸ができなくなると本末転倒。それよりも声にとっては息のコントロールが重要なんだ
会話に必要な息の吸い方&吐き方をパターン別に練習した後、実践的な息づかいのトレーニングを終え、



会話が息をしているみたい見えました、、



息が声のもとになる音を作るんだけど、そこは3要素の2つ目の「声帯」との連動が不可欠



今日は息のコントロールが大切なことが分かればOK



次回までに、録音した声のなかで自分が“いいなぁ”って感じる部分を探してみることと、合わせて自分の息づかいも分析してみて



はい、わかりました!
息がないと声は生まれません。息を知ることが声を知ることに繋がります。