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息と声帯をコントロールして声の元は生まれる

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次回までに、録音した声のなかで自分が“いいなぁ”って感じる部分を探してみることと、合わせて自分の息づかいも分析してみて

前回は録音した声を聴いてショックを受けたNoriさんでしたが、今回↑は少し明るい様子です。

Noriさん

全部が悪い声ではなかったです。すごく聞きやすいところもありました。

Noriさん

特に気に入ったのはこの部分、、

Noriさんはスマホを取り出し、新たに録音した声を聞かせてくれました。

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欠点ばかりに目が向きがちだけど、視点を変えると長所もたくさんあるんだよ

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好きな声を増やそうね

Noriさん

「えーっと」を思っていた以上に使っていてとても気になりました。言葉が出ないから「えーっと」で繋いで誤魔化しているんですけど、、

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その口癖は気になっていた。癖になっている理由を最後に説明するね。

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ところで、息づかいはどうだった?

Noriさん

上手くしゃべれているときと詰まっているときは全く違って、、

今回録音した声は日常会話のほんの一部ですがそれでもいろんな気づきがあり、声に対するマインドシフトが一歩進んだNoriさん。自分の声から逃げず客観的に聴くことに慣れることもトレーニングのひとつです。

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息と声は一体なんだ

Noriさん

そんな気がします、、

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気がしただけで十分(笑)
今回は息と一緒に声帯もコントロールしてみよう

Noriさん

なんか難しそう、、

声帯の構造や役割を説明。声帯が振動するイメージ動画を一緒に観ながら解説したあと、

Noriさん

こうやって声の元が生まれるのですね、、

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声帯振動のイメージが具体的になったところで、、

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このスライドに従ってブレスと声帯振動を繰り返して

Noriさん

あっ、はい、、

カラダのいろんな部位での感じ方をチェックしながら繰り返してもらいます。

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ちょっと待って、音(声)の大きさとキーがブレているね、、

音の大きさとキーを測定し、日常会話を想定して心地いいと感じるポイントで固定。今は声帯振動に関わるカラダの動きや感覚をカラダに覚えさせることが目的なので敢えて固定してトレーニングします。(実際の会話では音の大きさもキーも変動します)

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大きさだけ変えてみようか?

スライドの指示に従って音(声)の大きさを変えてトレーニングを繰り返して、今回のレッスンは終了。声の元となる原音を生むためには声帯を振動させないといけないこと、そのためにはカラダ(主に呼吸器官、発声器官)を意識的に動かして息と声帯のコントロールが必要なことを説明。

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どう?つまらない?((笑)

Noriさん

こんなこと考えたことなかったので面白いです

taka3

次回までにやってほしいことは、今日のトレーニングと同じことをやって、カラダの動きや感じたことを教えて

Noriさん

はい、わかりました

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次回は喉の辺りの身体地図を勉強するよ

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「えーっと」の後に続けて声を出すと吃音が出にくい理由だけど、、

最後の「と」の瞬間のカラダの状態にヒントがあって、今回のレッスンと関わりが深いことを説明。吃音を出にくくするための予備動作(「え~」「あの~」などの繋ぎ言葉だったり、手足を動かす随伴動作など)はひとそれぞれですが、声の仕組みに逆らわない自然な(聞く方が不快に感じない)予備動作についてはもう少しトレーニングを積んでからレッスンする予定です。