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「声道」について知っておきたいこと

taka3

ブレスと声帯振動コントロールのトレーニング続けてる?イメトレは何回やってもいいけど実際のトレーニングはやり過ぎないよう注意してね。

Noriさん

ブレスと声帯振動コントロールを始めてから、偶になんですけど、声が出し易くなったって感じるときがあるんですけど、、

taka3

それは当然なことなんだ

taka3

声の3要素のうちの2つのタイミングが合うようになったからね。小さな変化だけど大きな一歩だね👏

Noriさん

3つ目の「声道」をトレーニングするともっと出し易くなるんですか?

taka3

その通り、でも焦りは禁物。偶々上手くいっただけで、まだスキル(Step2でトレーニング)も身に付いてないし、習慣(Step3でトレーニング)にもなっていないからね。

taka3

普段の会話では何も意識しないで、今は1つ1つの要素をしっかり理解して基礎トレーニングに集中すること

Noriさん

はい、わかりました

何事にもステップがあります。焦ったところで習慣は身に付きませんし、急いで身に付けたものはあっという間に崩れます。結果を焦らずトレーニングを進めることが大切です。

taka3

声の3要素の3つ目「声道」のレッスンを始めるよ。さて、このスライドで声道はどこ?

Noriさん

ここからここまでですか?

taka3

唇、鼻孔から声帯までの空間ね。この空間の形を変えると音の響きが変わるんだ。専門的には共鳴っていうんだ

Noriさん

今トレーニングしているブレスと声帯振動のコントロールで作った音を響かせる空間ですね

taka3

さすが、Noriさん。これまでは声道で共鳴させる声の元を作るトレーニングをしてたんだよ

taka3

母音は声の元を共鳴させればいいだけなんだけど、子音は息を加工する作業が一手間増えるんだ。その辺りはおいおいね

Noriさん

ホントにカラダって声の楽器なんですね(笑)

taka3

その通り!では、声道のコントロールについてレッスン始めるよ

Noriさん

はい

声道については、“共鳴”と“調音”(医学用語では“構音”)という2つの視点で学びます。

taka3

Noriさんの舌のホームポジションはどこ?

Noriさん

考えたことない、、

怪訝そうなNoriさんに安静時の呼吸をしているときの舌の位置を確認してもらいます。

taka3

その時の軟口蓋はどうなっている?

Noriさん

軟口蓋?

taka3

下顎の位置(=顎関節の開き)は?喉頭の位置は?咽頭筋は緊張していない?頭の位置は?

Noriさん

・・・

筋肉はデザインされた仕事をするだけ、舌は骨を動かす筋肉でなく自身で動くという特殊な筋肉などの事実を3Dツールを使ってリアルに解説し、Noriさんには自身のカラダでイメージしてもらいます。

Noriさん

どういう意味があるんですか?

taka3

リラックスしている状態、つまり声を出す前のカラダの状態を意識するためなんだよ

“声はカラダの動きそのもの”。発語動作に限らず何かの動作の際、リラックスした状態から始めると安定したパフォーマンスが発揮できます。発語動作に入る前のリラックスした状態をK-Climbersではゼロポジションと呼んでます。発語動作は一連の動きですからゼロポジションをルーティーンのスタート地点としてカラダに覚え込ませ、そこから予備動作、発語動作に繋げるトレーニングを行います。

taka3

今日はここまで。どうだった?

Noriさん

戸惑いましたけど自分のカラダと向き合うのが楽しくなってきました

taka3

それはよかった。次回は母音について勉強するよ

Noriさん

なんか楽しみです、、次回までにやることはありますか?

taka3

今日学んだボディマップがイメージできるように復習することと、ブレスと声帯振動のコントロールは続けてね

解剖学や音声学の専門用語が少し難しく感じるかも知れませんが、真実を知るためには使わざるを得ない用語です。大切なことは声の仕組みを理解すること、頭の中にボディマップをイメージすることです。用語を覚える必要はありません。