Basics 4
横隔膜のマッピングのススメ
呼吸筋の王様“横隔膜”、良く耳にするけど実は良く知らない方が多いのではないでしょうか?
声の3要素のひとつ「息」のコントロールに横隔膜の動きを知ることは大切です。
何故って?動きを知った方が上手にコントロールできますから。
でも「なにがなんでも横隔膜を使った腹式呼吸を!」なんてことは言いません。脱・吃音とは直接的には関係ありませんし、誰でも腹式呼吸と胸式呼吸のハイブリッドで呼吸してますので、意識しなくても普段から横隔膜をちゃんと使っています。
さて、本題です。
横隔膜は胸腔<きょうくう>と腹腔<ふくくう>を分離するドーム型の大きな筋肉です。どれくらい大きいか、是非、この機会に調べてマッピングしてみてください。想像以上に大きいはずです!
この横隔膜が収縮して下向きに動くことで、肋骨を持ち上げ、同時に肺を下方向に引っ張って胸腔を広げ、空気が肺に流れ込むのを助けます。
一方、息を吐くときは様子が違います。
吐き出すときは横隔膜は弛緩するだけで、息はかなりの勢いで肺から出ます。自然呼吸はそれでいいのですが、発声時はこの勢いを弱め、発声のための適度な息の流れをコントロールしなくてはいけません。
そこで、肋骨が下がって一気に息が肺から出るのを防ぐため、横隔膜は腹筋と協力して、持ち上がっている肋骨を維持し声に必要な息を保つ働きをしています。
【補足】
肋骨の下から二本(11番目と12番目)、これらは他の骨には繋がっておらず浮遊していて、横隔膜が付着する場所を提供しています。人の身体って上手く設計されていますよね!
【アドバイス】
“みぞおち”辺りに強い緊張を感じて、横隔膜や(次回紹介する)腹筋が発語に必要な動きが出来ない場合、声が出ないのは当然なことです。動きが出来ていないことを感じることが解消に向けた出発点です。
※レッスンではビジュアルツールを使って解説し、息をコントロールするトレーニング等を行います。