僕が吃音を強く意識するようになった、あの日。
小学校4年生のとき、転校しました。
先生から紹介されたあと、
みんなの前で自己紹介をすることになった。
そのとき、言葉が出なかった。
それまでも、言葉が詰まる自覚はあったけど、
この出来事をきっかけに、
吃音を強く意識するようになった気がします。
当時は「吃音」なんて言葉も知らなかった。
授業で音読するのが嫌で嫌でたまらなかったり、
揶揄われたり。
家でも「ちゃんと話しなさい」と注意された。
「なんで自分は、他の人みたいに
言葉がスムーズに出ないんだろう」
そう考えることが、だんだん増えていった。
今振り返ると、
そこから負のスパイラルに入っていったような気がします。
話すことへの不安や苦手意識が強くなって、
いつの間にか、その話し方が
カラダに染みついていった。
小学校4年生の僕には、
そんなこと知る由もありませんでした。