吃音のこと、話してみませんか?|10/30(金)・31(土)無料開催→詳細ページへ

Q.誰かに相談したかったのに、どうしてできなかったんだろう?

吃音のことで悩んでいた頃、誰かに相談したいと思うことがあった。

でも、実際には相談できなかった。

親にも、先生にも、友達にも。

本当は苦しかった。
どうしたらいいのか分からなかった。

それなのに、自分の気持ちを打ち明けることができなかった。

弱い自分を見せたくなかった。

当時の僕は、親や先生、友達の前では、できるだけ強い自分でいたいと思っていた。

吃音で悩んでいることを知られたくない。
心配もかけたくない。
かわいそうだと思われるのも嫌だった。

だから、苦しくても「大丈夫」と言ってしまう。

本当は大丈夫じゃないのに。

自分の中では、どうしたら吃音が出なくなるのか、どうしたら普通に話せるのか、そんなことばかり考えていた。

でも、その悩みを誰かに話すことはできなかった。

ひとりで何とかしようとしていた。

吃音をどうにかしたい。

そう思って、いろいろ考えていた。

どうすれば吃音が出ないのか。
どうすれば周りの人と同じように話せるのか。

何とか自分ひとりで解決しようとしていたんだと思う。

でも、考えても考えても、簡単にが答えは見つからなかった。

今振り返ると、誰かに相談できていたら、違う考え方や見方に出会えていたかもしれない。

もちろん、相談したからといって、すぐに吃音が改善したとは限らない。

それでも、ひとりで抱え込む以外の選択肢があったことを、当時の僕は十分に考えられていなかったように思う。

うまく話せなくても、相談していい。

今、吃音に悩んでいる10代の人に伝えたいことがある。

誰かに相談したいと思っていても、なかなか言い出せないことがあると思う。

何から話せばいいのか分からない。
自分の気持ちをうまく説明できるか不安。
相手にどう思われるかも気になる。

そんな気持ちもあるかもしれない。

でも、最初からうまく話そうとしなくてもいいと思う。

何に悩んでいるのか、きれいに整理できていなくてもいい。

「吃音のことで悩んでいる」

まずは、その一言からでもいいんじゃないかな。

ひとりで考え続けることだけが、解決への道ではない。

誰かに話してみることも、ひとつの選択肢。

僕は、かつて吃音のことで悩み、誰にも相談できなかった経験がある。

だからこそ、今、同じように悩んでいる人が、自分の気持ちを話せる場所をつくりたいと思っている。

吃音を理由に、自分の未来を諦めない。

そのための一歩として、誰かに話してみることを考えてもらえたらうれしい。