Basics 1
声帯を振動させるのは息
薄い粘膜でできている声帯(2枚のヒダ)は、呼吸しているときは開き、物を飲み込むときには気管に異物が入らないよう閉じます。長さ2cm前後の、空気と食べ物の通り道を分ける安全装置です。
私たちはこの安全装置を巧みに利用して声を出しています。
脳からの司令でヒダの周りにある靭帯や筋肉が張り具合(長さや厚さ)を調整し、狭い隙間に息を通すことで声帯が振動し「声の素(ブー音)」が作られます。
苦もなく声を出している方の多くは、声を出すための専用器官が喉辺りにあると思っているようです。悩まなくても声が自然に出るのでそれでも問題なのですが、、、でも真実は
狭めた声帯に息を通す!
喉の辺りに力を込めても声帯は振動しません!吃音で声が詰まったときに力を込めて無理に声を出そうとするのは逆効果です。
声帯は喉頭(こうとう)という気管の入り口にある器官に格納されています。いわゆる喉仏(のどぼとけ)です。
この機会に、喉頭の位置と軟骨でできているゴツゴツした気管に触れて、自身のボディマップをチェックしてみてはいかがでしょうか。気管と食道の前後関係を間違っている方も多くいらっしゃいますので。
喉頭は、頭蓋骨/下顎骨/舌骨/胸骨と筋肉で繋がってますから、それらの筋肉が固まらないようにリラックスさせることも大切です。