Column10
脱・吃音の先を意識する
えっ、何言っているの?吃音が直ればそれでいいんだよ!
それはそれで否定しませんが、ちょっと待ってください
私も最初は吃音を直して人前で堂々と話したい…そうすれば未来が拓けると思っていました
でも脱・吃音したから未来が拓けたのではなく、そのプロセスが未来に繋がったような気がします
直すプロセスでは様々なハードルが待ち受けていますが、それらをクリアしていくために思考力、精神力が身につくからです
レッスンが進み、脱・吃音への道筋が見えてきた頃、「脱・吃音の先に何を見据えるか」について考えることの大切さをお伝えしています
というのも、トレーニングしていると吃音を直すこと自体が目的化してしまい、本来は自分の可能性を広げるための手段であって目的ではないことを忘れてしまうからです
脱・吃音は通過点に過ぎません。吃音のある方は吃音という現象にとらわれ過ぎる傾向があります
社会人として長く生きていると、流暢に言葉を操る方よりも人を惹きつける個性的な話し方をされる方がとても魅力的に感じます
自分の言葉で丁寧に語りかける姿に人は惹かれます
これは社会を生き抜くためだけでなく、充実した人生を歩む上でも大きな武器になります
自分らしさを生かして何をどんな表現で語るか…言葉の力は偉大です
K-Climbersが吃音の改善・克服だけでなく、個性を大事にしたレッスンを大切にする理由はここにあります