Step1最後のレッスンです。前回、予備動作のレッスンを受けたNoriさん…
taka3予備動作の効果はあったかな?



普段の会話ではなかなか意識できなかったです、、



会話の内容に意識が集中するから余計なことに気を回すのは難しいことなんだ



そうなんです、、



そこが吃音から脱するのが難しい理由のひとつなんだけどね…慣れの問題だから諦めないで!ブレイクポイントは必ずやってくるから



予備動作を意識できた回数を少しずつ増やそうと思えばいいよ



回数を増やす、、



まったく意識できなかった訳ではないでしょう?



あっ、はい



例えば今日3回出来たとしたら明日は4回を目標にして!



そう考えるとモチベ上がります(笑)



(笑)さぁ、今回は子音の声道コントロールね
声道の形を変える調音器官(舌、顎、軟口蓋、唇など)の1つ1つの動きが1つ1つの子音を作ります。これらの器官を上手に正しくコントロールするためにボディマッピングはとても役立ちます。ボディマップを3D画像で説明しながらNoriさんには自身のカラダに置き換えてイメージしてもらいます。また、正しいボディマップと誤ったボディマップで動かし方の違いを体験してもいます。



ちょっと楽に動かせる感じ、、



コントロールしやすいでしょ



はい



次は調音点と調音方法について説明するよ
息の流れを加工する場所を調音点、加工の仕方が調音方法です。例えば、舌の先を歯~歯茎の裏につけて息の流れを一旦止めて鼻から息抜かす音が[n]の音です。子音の声道の動きをアニメーションで確認しながら同じような動きを実践してもらいます。



ホントに加工しているみたい、、こんな感覚初めてです



その感覚をいつでも再現できるコツをカラダに覚えさせるのStep2だよ



いつでも?



そうだよ。習慣になれば無意識でいつでも出来るようになるんだ



緊張してても?



すごく緊張した場面では誰でも普段通りにはできないものなんだ。でもね、それも慣れと意識の問題で改善できるんだ



一気には出来ないよ。上達には順番があるからね



自分のなかで声に対する何かが変化し始めたような気がします、、



今Noriさんのなかでマインドシフトがちょっとずつ始まっているんだ。Step2でトレーニングしながらマインドシフトもだんだん定着していくから!



焦らず、、ですね



そう、敵は自分の頭とカラダに染み付いている癖。焦ると敵の思うツボなんだ



吃音モンスターですね(笑)
Step1(マインドシフト)は今回で終了しますが、Step2のトレーニングしながら何度もボディマップを確認することで定着します。知ることと定着することは別物です。次回から脱・吃音に必要なシンプルかつ地道なトレーニングが始まります。シンプルなことを続けるには楽しむことが大切です。
Step2からは実践的なレッスンなため公開できる内容は限られますが、Noriさんの様子や変化を綴る予定です。