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声はカラダという楽器から奏でられる音

taka3

出来る範囲でいいから、言葉に詰まった瞬間に頭に浮かんだ事やカラダの反応で気づいた事を教えて

前回の課題↑について様々な気づきを具体的に話してくれたNoriさん。それらが、声の仕組みにもとづく発声の妨げになっていることを説明した後、

taka3

気づいたことはどれもNoriさんが声を出すときの癖。長い年月をかけて培われたもの

Noriさん

癖?

taka3

そう、簡単ではないけど癖は直せる

Noriさん

直したいです

taka3

放置すればもっと頑固な癖になるから直すなら早い方がいいね

taka3

癖(習慣)は脳が行動を自動化(プログラム)したものだから、今は吃音プログラムが組み込まれているんだね

Noriさん

そのプログラムを修正するってことですか?

taka3

その通り!脳に新たなプログラムをインストール(習慣化)するにはどうしても時間が必要

Noriさん

癖を直すにに時間がかかることは何となくわかります

発声器官を連動させて声を作る司令塔は脳。その脳から吃音癖の元になっている誤った声のイメージを取り去るためのマインドシフト(Step1)、声の仕組みを妨げない発声フォームを身に付けるためのスキリング(Step2)、それを習慣にするためのパターニング(Step3)、段階的にレッスンを進めて癖を修正します。

taka3

さて、今日の本題。声がどうやって生まれるのか質問形式で解説するよ

taka3

自分のカラダを具体的にイメージしながら理解を深めてね

Noriさん

はい、わかりました

これまでの声のイメージと真実との違いに気づいてもらうのと同時に、考える習慣をつけるために質問形式で説明を進めます。

taka3

声ってコミュニケーションツールだけど、どうやって相手に伝わる?

Noriさん

音?

taka3

正解!
では、頭に浮かんだ言葉を音に変換する装置(発声器官)はどこにある?

Noriさん

喉?声帯?

taka3

漠然とでなく具体的に理解しようね
これを見て、、、、

この調子で質問→回答→解説を繰り返しながら、声の仕組みの全体像を図・動画・3Dツールを使って説明し終えた後、

taka3

声という音を作るには、さっき説明した3つの要素がタイミングよく連動することが大切

Noriさん

「息」「声帯」「声道」ですね

taka3

レッスン冒頭、Noriさんの癖を確認したよね。
カラダの動きもタイミングも問題があったと思わない?

Noriさん

そう思います

taka3

発声や話し方って人それぞれ個性があるし、何が正解って特にないんだけど、この人の話し方を観てみよう

丁寧でゆっくりとした話し方をされる有名人の映像を着目点を変えながら何度か繰り返し観た後、

taka3

カラダが楽器のように見えない?((笑)

Noriさん

他人の話し方をこんな風に観察すると面白いです

taka3

視点が変われば気づく内容も変わってくるでしょう

taka3

脱・吃音と並行してNoriさんらしい話し方も見つけていこうね

Noriさん

できますか?

taka3

大丈夫。しっかりサポートするから焦らずに頑張ろう

Noriさん

よろしくお願いします

声はカラダという楽器から奏でられる音、と例えられる理由がわかった様子のNoriさん。

taka3

次回から、声の3要素それぞれについて知識を深めていくよ

Noriさん

なんか難しそう、、

taka3

基本的な内容だから難しくないし、自分のカラダに興味が湧いて楽しくなるよ

Noriさん

楽しみながら脱・吃音でしたね(笑)

Noriさん

次回までに何かすることありますか?

taka3

1日1回でいいから会話している自分の声を録音して、それを聴いた感想を教えて

2回目のレッスンで、少し笑顔も出るようになったNoriさん。脱・吃音は自分との闘いなので、楽しみながら取り組むことも大切です。