前回は発語動作に入る前の舌、軟口蓋、下顎、喉頭、咽頭等のリラックスした状態（ゼロポジション）を確認しました。
taka3今日は母音を出すときの声道のトレーニング。母音を響かせる口の中の形って考えたことある？
Noriさん唇の形は学校で教わったけど口の中は、、、
トレーニングに入る前に母音のフォーミングで知っておきたい舌、軟口蓋・硬口蓋、口輪筋、頬筋の構造と動きについて３Dツールで説明。
Noriさん知らないことばっかり、、
taka3解剖学や音声学にかかわることがなければ知らなくて当然。自分のカラダの何処に、どんな筋肉があって、どんな働きをするのかを理解すれば覚えなくて大丈夫だよ！
Noriさんはい！
まず声のボリュームとキーの確認、ブレスと声帯振動コントロールのウォーミングアップの後、スライドを使って「あ」「い」「う」「え」「お」のフォームを説明。ここである面白い実験をしてもらいます。
taka3ね！
Noriさんほんとだ～、フォームを意識すると声が出し易くなった気がします
taka3さて、母音に必要な声道コントロールを始めるよ。コツは唇と舌を動かして空間の形を変えること
Noriさん空間の形を変える、、
まずはシャドウトレーニングで母音のフォーミングを繰り返します。
taka3次はブレスを加えて
Noriさんはい
taka3声帯振動も加えて
Noriさんはい
taka3声道を固めないで、もっと柔らかく～
トレーニング中、いろんなアドバイスが飛んできます。また、ある部位に意図的に力を入れると声の響きが違ってくる等ちょっとした実験を交えながらトレーニングを続けます。
taka3今日はここまで。どうだった？
Noriさんフォームを意識すると難しいです
taka3始めはぎこちなく感じるけど、続ければ必ず無意識でできるようになるから安心して！
Noriさんでも、母音を出すイメージが変わりました！
taka3マインドシフトが始まったようだね（笑）
taka3発語前に喉を締める癖があるから次回は予備動作のトレーニングね
Noriさん次回までにやることは、、、今日の復習ですね？
taka3声帯に負担をかけないようにシャドウトレーニングと上手く組み合わせてやってね。あと水分補給も忘れずに
Noriさんわかりました
声の３要素のタイミングを合わせて、母音を響かせる感覚に気づき始めた様子のNoriさん。子音は、母音との一連の動きで作られるため母音のフォーミングはとても大切です。