VOL.12 ハミングにもヒントがある!?

VOL.11に続いて腹式の話だが、今回は腹式発声、つまり横隔膜で呼気をコントロールして声を作るためのヒントについて。

ずばり、ハミング。

最強(?)のボイトレ法としてよく耳にするハミングには、吃音の改善・克服でも参考にすべき点がある。低いトーンでハミングすると体感できると思うが、音のリズムとお腹(横隔膜)で息を押し出すリズムが同期している。これぞ、まさに腹式発声。

ハミング効果は他にもある。

喉周りに力みがあるとハミングはできない。逆に言えば、ハミングを通して、力みなく声帯が振動しているときの喉周りの感覚を掴むことができる。

さらに、鼻腔を上手に使う感覚も養うことができる。鼻腔に声を響かせる感覚は喉周りに力みがあると得られない。これも逆説的になるが、鼻腔の振動を意識すれば喉周りの力み解消に繋がる。透明感のある声になるとも言われ、いい事づくしである。

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