VOL.21 ゆっくりと丁寧に話す

数か月かけて発語に対するマインドセットが変わりつつあるKさんと最初に取り組むことは(以前にも投稿した)早口解消

早口は吃音克服において百害あって一利なしの最初に取り組むべき課題である。早口解消で吃音が克服できる訳ではない(もちろん良い影響はある)。ゆっくりと丁寧に発語動作を行うことで、自分のフォームを確認することが目的である。

Kさん。君は、呼吸や声に仕組みに関する基礎知識はこの数か月で学んだ。今後それらを実践し、少しずつ身に付けていくのに早口は邪魔である。

吃音が出てもいいから、とにかく、ゆっくりと丁寧に話せるようになることである。まずはスピードコントロールにだけ集中すること。他のことは考えなくていい。これを徹底的に意識してカラダに染み込ませ、これまでの話すスピードの感覚を変える。

まずは、唇の動きや吐く息のスピードに注意して、自分なりに工夫してほしい。

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