K-Climbersのコンセプトに共感してくれた若者の挑戦を、随時、紹介していく予定である。
声の仕組みを学ぶ前にやってもらっていることがある。それは、毎日最低一回は、録音した自分の声を聴いて、その感想をメモること。数分程度の日常会話でいいので、録音したらすぐ聞き直す、気づいたことを言語化する、ただこれだけ。
自然治癒力という言葉を聞いたことがあるだろうか？人間の身体に本来備わっている力。吃音は病気や怪我ではないが、自分の録音した声を聞き続けていると、この自然治癒力的な作用が働いて良い効果を持たらせてくれる。
例え話として、立っている姿勢が悪いのは鏡を見ないと気づかないが、一旦気づくと意識がそこに向って修正することができる。鏡を見る頻度があがると姿勢を正す意識が習慣化され、そのうちに姿勢が良くなる。
是非、録音した自分の声を客観的に聞き続け、どんなことに気づき、どんな変化が起こるか試してもらいたい。
ちなみに、この若者の声の仕組みについての知識は無いに等しい。教育を受ける機会がなかったので当然である。一方、ネットから得た情報量はとても多い。ただ、断片的で、本質を見極めるための知識が不足している点が心配である。
