他人(非吃音者)の話し方に注目したことがあるだろうか?
じっくり観察すると多くのヒントがあることに気づく。自分がいいなぁと感じる人の話し方を徹底的に観察して言語化すること。
まずは、息づかい。どのタイミングでブレスを入れているか、ブレスからブレスまでの長さ、強弱(リズム)、スピード、声が響いているのはカラダのどこら辺か、首から上の動き等々。
何でもいいからこれまで気にも留めなかったポイントを観察してみることだ。きっと色んなことに気づくはずだ。「へぇ〜、人ってこんな風に話しているんだ」と。
次は、録音した自分の声との比較である。その際、必ず録音した声と聞き比べること。そうでないと客観的に比べることはできないので。このとき、吃音部分は除いて、普通に話せている部分との比較で構わない。
最後に、真似してみること。真似してみて、自分にしっくりくるところがあればそれを続けてみればよい。あれもこれも一辺にはできないので、小さい変化からひとつずつ気長に続けることだ。
VOL.5で書いたように吃音に敏感になり過ぎている自分に気づいてほしいし、VOL.1で書いたようなカラダは声の楽器♪であることを他人の声から学んでほしい。